糖尿病、生活習慣病の専門医院 松本市・多田内科医院

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私の本の日記(2)

暗闘 / 山口敬之
暗闘 / 山口敬之(幻冬舎)★★★
 前著「総理」に較べると面白さの点ではいくらか劣っている。前著は国内問題が主で、この本は外交中心に書かれている。2016年11月の安倍―トランプ会談の裏話が、1月末に刊行されたこの本にすでに紹介されているのには驚き入る。あの会談の実現には、外務省ではなく、安倍官邸の独自のルートが関与していたという。トランプ以外にもプーチン、エルドアン、ドテイルテなどの世界を代表する独裁者たちが、安倍好き、安倍崇拝なのだそうだ。サミットや主要な国際会議では、日本の総理大臣としては初めて、安倍が指導的な立場になっているという。安倍の外交センスもさることながら、人間力安倍も驚異的と言わねばなるまい。安倍外交の凄い業績は、日本国内では意図的にけっして報道されることはない。この本ではプーチンとの会談の詳細も述べられている。2国間のトップ会談というものは通常の場合、あらかじめ大臣レベルで合意し合ったものを形式的に確認するだけの儀式のようなものらしいが、安倍はいままでの総理大臣とは雲泥の差がある。トップ会談で日本の国益に沿うように進めんと本番では積極的に仕掛ける戦略をとるのだ。たとえば、3つの言葉を合意文書に書き込ませるために、安倍は本番のトップ会談でプーチンに対しあらゆる手段を使ったのだという。その3つの言葉とは、「4島」「特別な制度」「真摯な決意」。こういうスリリングな交渉の結果、この会談が日本の成功に終わった事実は、国民にはもちろん知らされていない。昭和以降の歴史上、安倍ほどすばらしい業績を上げ続けている総理大臣はいないが、安倍嫌いの新聞、マスコミは絶対に報道しようとはしない。成果を上げれば上げるだけ無視する。その結果、こういう本を読まない限り国民は本当の事実が分からない情けない状態にさせられている。(平成29年2月)

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